Mac 上の Bluetooth ヘッドフォンでテレビ会議を aptX で聴く方法
概要
MacBookProにマイク付きの Bluetoothヘッドフォンを接続した際のデフォルトのコーデック(SCO)ではテレビ会議の音質があまり良くなかったので、マイクを外部機器に変更し、アウトプットのコーデックを aptXで接続するようにした。
これでテレビ会議の音声はもちろん、音楽も高音質で聴けるようになった。
やり方としてはマイクの設定を Bluetooth機器のではなく、別の機器(本体マイクや外部マイク)に変更するだけで、アウトプットのコーデックは AAC に切り替わるが、さらに高音質の aptX にするのと、毎回接続の度に自動的に同じ設定を復元してくれるようにした。
上記を実現するにはいくつかのサイトの情報を拾いつつ専用ツールのインストールと多少の設定が必要で、まとまった情報がなかったので忘れないうちに手順をメモしておく。
また、本設定を適用した WH-1000XM3 の使用感は WH-1000XM3 でいつでもどこでも精神と時の部屋に を参照。
前提機器
設定手順
- WH-1000XM3 と iPhone純正イヤホンを Mac に接続する
- aptX を有効にする
- 機器セットで外部マイクを設定する
- 参考: https://support.apple.com/ja-jp/HT202000
- Finder で、「移動」>「ユーティリティ」の順に選択する。Audio MIDI 設定アプリケーションを開く。
- 左下の「+」ボタンから機器セットを追加する。
- WH-1000XM3 の出力と内蔵マイクを選択する
- 「システム環境設定」の「サウンド」で出力と入力を設定する
- 出力には「WH-1000XM3」を設定
- 入力には先ほど追加した「機器セット」を設定
- これで WH-1000XM3 の電源を入れた際に自動的にマイクが iPhone純正のイヤホンに切り替わる
確認方法
- 以上で設定は完了。正しく aptX になっているかは以下で確認できる
- zoom のオーディオ設定でも設定が反映されている
正直、AACとaptX の違いはハッキリは分からなかったけど、SCOとは全く比べ物にならないくらい音質が良くなるのでわかるはず。